論文試験

毎年恒例の昇進試験に、業務に対する姿勢を問うテーマで小論文を書く問題が出題されます。
この書き方について同僚から相談されて1時間程度話した内容がよかったので記録しておこうと思います。
まず、論文のテーマは毎年変わるので、事前にヤマをはるのは危険です。テーマが問うている本質を正確に読み取る訓練が必要です。具体的には、改革とか危機を乗り切るとか、抽象的な問われ方がされるので、これをうまく消化して論文を構成しやすい要素に分解します。訓練方法は過去10年のテーマから一つ選び、10分以内で本質を理解して要素に分解する作業を繰り返します。制限時間を設けることの有効性は下記の本を参考にしています。

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」

脳を活かす勉強法 奇跡の「強化学習」

昇進試験は、目新しいことを書く必要はなく、会社が求める人物像になりきることが重要です。最近の流行りは、当事者意識を持つ、能動的に行動する、ということが求められます。また、PDCAサイクルを回すという基本的考え方も取り入れます。テーマの本質を正確に把握して、求められる人物像に当てはめるように構成すれば、8割はOKでしょう。
この先は、漢字や文法の間違いなど技術的な話になります。文章技術については下記の本を紹介しました。

文章力の基本

文章力の基本