人間なんてただの機械、でもそれは人間の性(さが)がもたらす考え

産む機械」発言の是非

いま柳沢厚生労働相の発言が問題ですが、
私としては正しいことを言っていると思います。
問題なのは、女性一人当たりの出生数を増やすしかないと言いながら、
その環境を整える方策を全く示していないこと。
それを示していないのは官僚の責任ですから、お飾り大臣には責任はないのです。

国民は全て機械

機械扱いは女性だけではなくて、労働者にも及んでいます。
(働きながら子供を持つ女性はダブルで機械扱いということで申し訳ないですが)
私は製造業に携わっていますが、工場に派遣されてくる作業員の人たちは
ませに機械としての頭数管理が為されています。
これは製造業のコストカットのためには止むを得ない処置です。

勝ち組、とは?

私の考える「勝ち組であること」の定義は
「常に成長し続けている状態」と考えています。
極端な話、位人臣を極めた人でも欲望にはきりがないですよね。
人間というのはそういうものなのだと思います。
日本は世界にまれに見る豊かな国だと思いますが、
成長が止まっているというだけで、なんだか負けているような雰囲気です。
中国など成長が著しい国は輝かしく見えてしまいます。
(すでに成長の反動も見えてきてはいますが)
でも、この考えは、生物が自分の遺伝子を広めるために活動しているとすると
ごく自然なことで、人間という種の勢力を拡げる目的には矛盾していません。

衣食足りて礼節を知る

日本や欧米の一部では、環境意識が高まってきていますが、
これは生活が満ち足りているからそのような意識が持てるのであって、
これから成長の果実を求めることになる世界の大半は、そんな意識をもてません。
といって、貧しい人々の生活水準を上げるために援助はしないといけない、、
この矛盾をどのように解決したらいいのでしょうか。

やはり人類は滅亡か

人類が現状維持で満足できない、つまり本能を抑えきれないのなら
あとは滅亡に向かうしかありません。
滅亡したくないなら、人類自身で拡大を抑制すればよいのですが、
現代社会でそれをしようとすると、人権侵害、になります。
こうなるとあとは「エイリアン」とか、圧倒的な外力しかありません。
どちらにしてもぞっとします。
暗い未来だなあ。