ローマ人の物語3勝者の混迷

ポエニ戦役以後のローマ社会のほころびとその改革について書かれた巻です。
最も印象に残るのは、失業者の対策としては、生活保護の手当てだけでは不十分で、仕事を得られるようにして自己の存在感を満足させる必要がある、としたくだりである。
やはり今の日本と重ねてしまいますが、子ども手当てや農家の戸別補償などは、まさにばらまきだと思います。子ども手当ては、子育て家庭が仕事しやすいような環境づくりに使われるべきですし、農家の補償は、生産性アップのために使われるべきだろうと思います。


ローマ人の物語 (3) 勝者の混迷

ローマ人の物語 (3) 勝者の混迷