ローマ人の物語7〜悪名高き皇帝たち

孔子の言葉に、最も徳の高い政治は民が治められていることに気付かないくらい平穏に行われる、というようなのがあったかと思います。実質的に唯一の権力者である皇帝が統治するローマ世界では、なかなかそうはいかなかったようです。堅実な統治と民衆からの人気とが両立し難いのは時代を問わない現象であることが分かります。
それにしても権力の交代に必ず死が伴うのはやはり悲惨です。現代の選挙による選択権の行使は平和的であると思います。


ローマ人の物語 (7) 悪名高き皇帝たち

ローマ人の物語 (7) 悪名高き皇帝たち